ガングロメイクが大流行した

一昔前、女子高生たちの間でガングロメイクが大流行したのは、日本の歴史を語る上で外せない現象でした。しかし、今、街を歩いても、ほとんどその姿を見る事はありません。ほとんどいうか、見る事ができるのは、奇跡的な確率ではないでしょうか?。しかし、絶滅したわけではないようです。二年に一度くらいの割合で、今もいるガングロギャルたちの記事を雑誌で目にすることがあります。それとリンクして思い出すのが、私の場合は、「学生運動」。その時代に、当事者としていたわけではありません。昭和の歴史を振り返るテレビ番組で、こどもの頃から、学生運動の映像をくり返し見て、「こんな時代があったんだな~」と、遠い昔のことのように思っていました。そして、私が大学に入ったとき、なんと、その遠い昔にいた学生運動をする人たちが、まだ実際にいるということを知ったのです。独特の文字で書かれた大看板、それを設置するヘルメット姿のグループ。先輩や、サークルの仲間に、その事を聞いてみると、大学に席は置いているが、みな結構な歳の人達らしいとか、同じ人が別の大学でもかけもちで活動しているらしいとか、本当かどうか分からない話が次々に出てきます。そんなある日、私の加入していたサークルの部屋に、ヘルメット姿の女性が現れました。どういう仕組みになっているのか分からないのですが、サークルの部屋の使用料をそのグループに収めるようになっているとのこと。その女性は、キャンパスで華やぐ女子大生とは対照的で、完全なノーメイク。見たところ、40代ぐらいだと思われる面立ちでした。大学を卒業して20年が過ぎました。風の噂で、大学校舎の大幅な建て替えが行われ、私の通っていた頃の面影は、まったくなくなってしまったことを聞きました。あの時の、ノーメイクの女性は、どこに行ったのでしょうか?ガングロギャルのように、特集記事を見る事もありませんが、まだどこかで戦っているのでしょうか?あるいは、メイクをして普通に街を歩いているのかも知れません。きっと、すれ違っても分からないくらいに。

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